今回の内容
今回は、JW-CADの複線を紹介します。
複線とは、基準となる線から均等に線を
引いていく方法になります。
今回の内容でできること
今回の内容の複線で
何ができることとしては
- ヘリ返し部分が記載できる
- 縫い穴をあける線を記載できる
１は、ヘリ返し折り返す線や
ヘリ返しをしたときの基準となる線が
引けるようになります。
この線を引くことでヘリ返しのミスが少なくなります。
また２の縫い穴をあける際に
ディバインダーで線を引きますが
型紙の段階で線を入れておくと完成した時のイメージしやすくなります。
複線を上手に使いながら型紙を
作っていきましょう
JW-CADの複線の方法
今回の複線の内容としては、
- 直線の複線
- 連続複線
- 四角の複線（1辺のみ）
- 四角の複線（４辺全部）
- 四角の複線（2辺以上）
になります。
ここから各項目詳しく説明していきます。
直線の複線
ここから実際に複線の書き方を
説明していきます。
まず、JW-CADを起動します。
左側の”/”をクリックします。
今回は複線になりますので
好きな長さにします。
左クリックで確定します。
確定したら赤色から白色になります。
先ほど引いた線の複線を作成していきます。
左側の”複線”をクリックします。
複線を作成したい線を右クリックします。
右クリックすると紫の線になります。
右クリックしたら、
上のところにある”複線間隔”に
マウスを移動し、間隔を設定します。
今回は１０ｍｍ（1センチ）にします。
先ほどクリックした
基準となる紫の線に対して
左右に赤線が表示されるようになります。
下の画像は基準に対して左になります。
下の画像は基準に対して右になります。
好きなほうで左クリックを1回押します。
白線になり確定になります。
寸法で間隔が１０ｍｍ（1センチ）に
なっているか確認をします。
左側の”寸法”をクリックします。
寸法のはかり方は以前紹介していますので
ここでは省略します。
これで同じ長さの線が引けるように
なります。
連続複線
ここからは、連続して複線を
引いていく方法を紹介します。
先ほど基準となった線を使用します。
ここでは長さは好きな長さにしてください。
最初の複線を引く方法は、
先ほど紹介した内容と同じになります。
今回は、基準より右に１０ｍｍの複線を
引いていきます。
左クリックを押して確定します。
確定すると白線になります。
次に上のところから”連続”をクリックします。
連続をクリックすると、基準に対して
右側に同じ長さ同じ間隔の線が
連続して引けるようになります。
下の画像では、一番左が基準となる線で、
真ん中が作成した複線になり
一番左の線が連続で引いた線になります。
今回は基準より右側に
最初に複線を引いたので
右に等間隔で引かれていきます。
基準に対して左に最初の複線を
引いた場合は左に線が引かれていきます。
連続で引いた線がしっかりと間隔が
あっているか確かめます。
寸法から長さをはかります。
しっかりと等間隔で複線が引かれています。
ここまでで複線の書き方です。
四角の複線（1辺のみ）
ここからは、四角（1辺）のみの複線の
引き方を説明します。
まず左側の”□”をクリックします。
マウスを黒い部分に移動します。
移動すると赤線で四角が表示されます。
好きな場所で左クリックを
1回押して確定します。
確定すると線が白色になります。
次に、左側の”複線”をクリックします。
複線を引きたい線を左クリックします。
左クリックすると対象となる線が
紫になります。
今回は右の縦線を対象とします。
次に複線の間隔を設定します。
上のところの”複線間隔”にマウスを
移動します。
今回も先ほどと同様に１００ｍｍ（1センチ）にします。
１０ｍｍを設定すると、
先ほど基準線としてクリックした
紫色の線に対して、
内側に赤の線が表示されます。
マウスを外側に移動すると
外側に赤線が表示されます。
左クリックをして、線を確定させます。
今回は、外側に複線を引きます。
寸法で図ってみて指定した１０ｍｍに
なっているか確認をします。
ここまでが四角の1辺の複線作成になります。
四角の複線（４辺全部）
ここからは四角の線（4辺）全ての
複線作成を紹介します。
まず、四角を書きます。
ここでは大きさは練習ですので好きな大きさにしてください。
左側の複線をクリックします。
上の部分”範囲選択”をクリックします。
クリック後に”全選択”をクリックします。
全選択をクリックすると、
先ほど書いた四角の線が紫色になります。
上の部分で、”選択確定”をクリックします。
選択確定すると、
先ほど紫色になっている線の内側に
赤色の四角が表示されます。
マウスを外側に移動すると
紫の線の外側に複線が表示されます。
好きなほうで左クリック1回おすと
確定になり、白線になります。
今回は、外側で確定しました。
ここまでが四角（4辺）の複線の書き方です。
四角の複線（2辺以上）
ここからは、四角の2辺以上の複線の
引き方を紹介していきます。
まず、先ほどと同様に四角を書きます。
左側から複線をクリックします。
上のところから”範囲選択”をクリックします。
この時点で黒いところにマウスを
移動すると十字が表示されます。
上の”全選択”をクリックします。
先ほど書いた四角が全て選択され、
紫色になります。
上の所から、”除外範囲”をクリックします。
除外したい部分を左クリック1回押します。
左クリックをすると、除外する部分が白線になります。
ここでは、左側の縦線と底辺を除外します。
除外する部分をクリックしたら、
”選択確定”をクリックします。
選択確定をクリックすると
除外しなかった線の内側に赤線が
表示されます。
マウスで外側に移動すると
外側に複線が表示されます。
ここでは外側に複線を書きますので
外側で左クリックを1回押します。
ここまでが四角（2辺以上）
の複線になります。
まとめ
今回は、複線のそれぞれの引き方の紹介を
しました。
複線を書くことで全体的なイメージや
貼り付ける位置などを型紙に記載することが出来ます。
僕自身もヘリ返しや、
内張をするときなどに
複線で作成した線を書きます。
ぜひ試してみてください。
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