今回の内容
今回は、JW-CADの複線を紹介します。
複線とは、基準となる線から均等に線を
引いていく方法になります。
![](http://image.moshimo.com/af-img/1774/000000032253.png)
今回の内容でできること
今回の内容の複線で
何ができることとしては
- ヘリ返し部分が記載できる
- 縫い穴をあける線を記載できる
1は、ヘリ返し折り返す線や
ヘリ返しをしたときの基準となる線が
引けるようになります。
この線を引くことでヘリ返しのミスが少なくなります。
また2の縫い穴をあける際に
ディバインダーで線を引きますが
型紙の段階で線を入れておくと完成した時のイメージしやすくなります。
複線を上手に使いながら型紙を
作っていきましょう
JW-CADの複線の方法
今回の複線の内容としては、
- 直線の複線
- 連続複線
- 四角の複線(1辺のみ)
- 四角の複線(4辺全部)
- 四角の複線(2辺以上)
になります。
ここから各項目詳しく説明していきます。
直線の複線
ここから実際に複線の書き方を
説明していきます。
まず、JW-CADを起動します。
左側の”/”をクリックします。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/30e47c074502187ed9a7d3a27c4be0f3.png)
今回は複線になりますので
好きな長さにします。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/725fbcb4acada5b285b4c118a6ceb569.png)
左クリックで確定します。
確定したら赤色から白色になります。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/e1cdd1f59f4fbe931b3cb01376c3bc0e.png)
先ほど引いた線の複線を作成していきます。
左側の”複線”をクリックします。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/4d96a2cdeaa5ae4676b073eb9f5d125a.png)
複線を作成したい線を右クリックします。
右クリックすると紫の線になります。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/f2064a0dc844a81bdd43eb0c3db38152.png)
右クリックしたら、
上のところにある”複線間隔”に
マウスを移動し、間隔を設定します。
今回は10mm(1センチ)にします。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/71dc49e4e3bdf11c380c6053665938ba.png)
先ほどクリックした
基準となる紫の線に対して
左右に赤線が表示されるようになります。
下の画像は基準に対して左になります。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/9a8c18e4ed42981b1947106f0de4c721.png)
下の画像は基準に対して右になります。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/96a4977c0fab736c1ca60a6566bc05fa.png)
好きなほうで左クリックを1回押します。
白線になり確定になります。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/4d2c73b37af55d1a3b0b525f9917b0e7.png)
寸法で間隔が10mm(1センチ)に
なっているか確認をします。
左側の”寸法”をクリックします。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/fe07f93f70a98cc0411d51e1c3bb196b.png)
寸法のはかり方は以前紹介していますので
ここでは省略します。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/16687c3fc7a10011f0636e5c6eb99c06.png)
これで同じ長さの線が引けるように
なります。
連続複線
ここからは、連続して複線を
引いていく方法を紹介します。
先ほど基準となった線を使用します。
ここでは長さは好きな長さにしてください。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/5a5e621a57216aecc71af0a2bf34cbbc.png)
最初の複線を引く方法は、
先ほど紹介した内容と同じになります。
今回は、基準より右に10mmの複線を
引いていきます。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/275e5613e021566fd3062cf78501b80a.png)
左クリックを押して確定します。
確定すると白線になります。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/89bf9656067319e43a44a3e55c34e6a7.png)
次に上のところから”連続”をクリックします。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/d8491273fcdc9baae864ab6fae52440c.png)
連続をクリックすると、基準に対して
右側に同じ長さ同じ間隔の線が
連続して引けるようになります。
下の画像では、一番左が基準となる線で、
真ん中が作成した複線になり
一番左の線が連続で引いた線になります。
今回は基準より右側に
最初に複線を引いたので
右に等間隔で引かれていきます。
基準に対して左に最初の複線を
引いた場合は左に線が引かれていきます。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/36109520c72bd907a85bda3660ef87a4.png)
連続で引いた線がしっかりと間隔が
あっているか確かめます。
寸法から長さをはかります。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/3fc63063b0d6af89a56038c78b50209c.png)
しっかりと等間隔で複線が引かれています。
ここまでで複線の書き方です。
![](http://image.moshimo.com/af-img/1774/000000032253.png)
四角の複線(1辺のみ)
ここからは、四角(1辺)のみの複線の
引き方を説明します。
まず左側の”□”をクリックします。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/17903b63605212657a567cf6b3076d0b.png)
マウスを黒い部分に移動します。
移動すると赤線で四角が表示されます。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/fad74bc22bcdc6b3bbbafbef061d74c5.png)
好きな場所で左クリックを
1回押して確定します。
確定すると線が白色になります。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/03cb6bb58e84cddf217a2ba4bede8b18.png)
次に、左側の”複線”をクリックします。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/6f9f1b10065d9dc7d68f74aac255de4a.png)
複線を引きたい線を左クリックします。
左クリックすると対象となる線が
紫になります。
今回は右の縦線を対象とします。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/c7493b31f8e1851cc654d331fe7235cc.png)
次に複線の間隔を設定します。
上のところの”複線間隔”にマウスを
移動します。
今回も先ほどと同様に100mm(1センチ)にします。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/108639763e1238046e37cc6ac92c3a34.png)
10mmを設定すると、
先ほど基準線としてクリックした
紫色の線に対して、
内側に赤の線が表示されます。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/5adce48fb46d37bc22683749f3b2043d.png)
マウスを外側に移動すると
外側に赤線が表示されます。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/dda587af0d1485e216ccfef94d5751e4.png)
左クリックをして、線を確定させます。
今回は、外側に複線を引きます。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/ef64da3a162783033c894d27ce8cafd6.png)
寸法で図ってみて指定した10mmに
なっているか確認をします。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/b1275bfefba7dadb8f6e28be898e5dd3.png)
ここまでが四角の1辺の複線作成になります。
四角の複線(4辺全部)
ここからは四角の線(4辺)全ての
複線作成を紹介します。
まず、四角を書きます。
ここでは大きさは練習ですので好きな大きさにしてください。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/91038105488a127388ec8e916d21e745.png)
左側の複線をクリックします。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/4f80a377c2b23aa47b4ce69ee70b5786.png)
上の部分”範囲選択”をクリックします。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/f520d0414693a40dd04fc47eac3ae073.png)
クリック後に”全選択”をクリックします。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/5f7fbcb7a0d53fd2c4a5b2b2882dc136.png)
全選択をクリックすると、
先ほど書いた四角の線が紫色になります。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/363aefb22fe918277a3abd32963929d8.png)
上の部分で、”選択確定”をクリックします。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/416d624ec21a4b6209a531b8577a955a.png)
選択確定すると、
先ほど紫色になっている線の内側に
赤色の四角が表示されます。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/a65cd7cd71560d51a22b7e525bdb046d.png)
マウスを外側に移動すると
紫の線の外側に複線が表示されます。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/73a09936246424aad9f837ec8384cf11.png)
好きなほうで左クリック1回おすと
確定になり、白線になります。
今回は、外側で確定しました。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/3b29650611b38429b2c5715a4e359e9c.png)
ここまでが四角(4辺)の複線の書き方です。
四角の複線(2辺以上)
ここからは、四角の2辺以上の複線の
引き方を紹介していきます。
まず、先ほどと同様に四角を書きます。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/e55f83108617de76f5ae4268a43f57d4.png)
左側から複線をクリックします。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/2833bd12e128e43d5dc46bdbfdf34cb3.png)
上のところから”範囲選択”をクリックします。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/e7acb1ff2117c90c3c67830cd66c8ecd.png)
この時点で黒いところにマウスを
移動すると十字が表示されます。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/8e0cb0297b3e2a644111db14ea679c1f.png)
上の”全選択”をクリックします。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/a6ae3e363482dc099c10ebed816d9bb5.png)
先ほど書いた四角が全て選択され、
紫色になります。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/bbcb28d8b84e9682efb01ecab6adfa30.png)
上の所から、”除外範囲”をクリックします。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/ac19bbe0fbb0fa179e5401ff2f057623.png)
除外したい部分を左クリック1回押します。
左クリックをすると、除外する部分が白線になります。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/009aa1c76aef48616e6ce588f9ff5f9e.png)
ここでは、左側の縦線と底辺を除外します。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/a04ed06afcdca15c46389c59531c5b00.png)
除外する部分をクリックしたら、
”選択確定”をクリックします。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/7836e834722da08c6c97d307ebdfa0cc.png)
選択確定をクリックすると
除外しなかった線の内側に赤線が
表示されます。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/858c7c7907e933d368010c9e6dbc0bbe.png)
マウスで外側に移動すると
外側に複線が表示されます。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/0b6480f285480ee5568ec82b36a521e8.png)
ここでは外側に複線を書きますので
外側で左クリックを1回押します。
![](https://country-hobby.com/wp-content/uploads/2022/12/e0bdc098ed4957e4630ac93cc9fa5ed8.png)
ここまでが四角(2辺以上)
の複線になります。
まとめ
今回は、複線のそれぞれの引き方の紹介を
しました。
複線を書くことで全体的なイメージや
貼り付ける位置などを型紙に記載することが出来ます。
僕自身もヘリ返しや、
内張をするときなどに
複線で作成した線を書きます。
ぜひ試してみてください。
![](http://image.moshimo.com/af-img/1774/000000032253.png)
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