今回の内容
今回はレザークラフトをするときに
図面の中に寸法(線の長さ)を入れる
方法を紹介します。
僕はすべての線の長さに寸法を入れて後で見てもわかるようにしています。
今回の内容でできること
なぜ図面に寸法を入れると
何がいいのかというと
そのメリットとしては3点あります。
- 長さの確認がすぐにできる
- 修正したいときに長さは図りなおさなくてもよい
- 全体で必要な革の大きさが大まかにわかること
3点が寸法を入れるメリットとなります。
僕自身図面を書いて、
仮組して、修正して
繰り返し行って図面を完成させます。
また、そのため寸法が書いてあると
後の修正がとても楽にできます。
また、全体的な大きさがわかるのでどのくらいの革を用意しなければ
ならないのかなどのおおよそのdsサイズがわかるようになります。
図面を書くときはぜひ寸法も入れるようにしてください。
JW-CADの寸法の書き方
今回は図面に寸法を記載していきます。
内容としては、
- 直線の寸法の出し方
- 四角の寸法の出し方
- 傾きの寸法の出し方
- 任意での寸法の出し方
になります。
ここから各項目を詳しく説明していきます。
直線の寸法の出し方
JWCADを起動します。
起動したら、まずは練習ですので
適当な長さの線を引いてください。
下の画像の赤丸部分”/”をクリックします。
クリックしたら、黒い部分にマウスを
移動します。
どこでもいいので左クリックを1回押すと
赤線が表示されます。
好きな長さにしてください。
長さが決まったら、左クリックを1回押して
確定させてください。
確定すると赤線が白線に変わります。
次に左側にあるボタンの中から”寸法”を
クリックします。
寸法をクリックしたら、先ほど書いた
白線の下で左クリックを1回押します。
クリックをすると白線の下に赤の点々線が
表示されます。
上の表示させた赤の点々線の下で
再度左クリックを1回押します。
そうすると赤の点々線が2本になります。
次に寸法(長さ)をはかりたい部分を
右クリックします。
ここでは先ほど直線を引いた端を
右クリックします。
右クリックすると、
水色の丸が表示されます。
次にどこまでの長さをはかるかです。
長さをはかりたい終点を右クリックします。
右クリックすると、赤丸が表示されます。
先ほどの水色丸から赤丸までの寸法(長さ)が表示されます。
これが横軸の寸法の出し方になります。
四角の寸法の出し方
ここからは、四角の寸法の出し方を
紹介します。
まず、寸法を測るために四角を書きます。
左側のボタンか”□”を左クリックします。
マウスを黒い部分に移動して
好きなところで、左クリックを1回押します。
赤線が表示されるのでここでは練習ですので好きな大きさにしてください。
好きな大きさがきまったら、
左クリックを1回押して確定させます。
確定すると線が白くなります。
次に左側のボタンから”寸法”を
左クリックします。
底辺の白線の下を左クリック1回押します。
赤の点々線が表示されます。
今表示された赤線の下で
もう一度左クリックを1回押します。
再度赤の点々線が表示されて、
赤の点々線が2本になります。
次に寸法をはかりたい始点を
右クリックします。
右クリックすると
水色の丸が表示されます。
寸法をはかりたい、終点をクリックします。
クリックすると赤丸が表示されます。
先ほど指定した赤の点々線の部分に
寸法が表示されます。
次に縦の寸法を測っていきます。
ツール部分にある”0/90”をクリックします。
これは先ほどの赤の点々線を
90度傾けることになります。
寸法の距離を出したい線の横で
左クリックを1回押します。
赤の点々線が表示されます。
次に先ほど赤線が表示された線の横を
クリックします。
赤の点々線が2本になります。
寸法を表示させたい始点を
右クリック1回押します。
右クリックすると、
水色の丸が表示されます。
次に終点を右クリック1回押します。
右クリックを押すと赤丸が表示されます。
縦の寸法が表示されます。
ここまでで四角の寸法の出し方は終わりになります。
傾きの寸法の出し方
ここからは、傾きのある
図面の寸法の出し方を紹介します。
まず、傾きのある四角を書いていきます。
左側のボタンの”□”を左クリックを押します。
次に、傾きを45度にします。
黒い部分で、好きなところで左クリックを
押して傾き45度の四角を確定させます。
左側のボタンの”寸法”をクリックします。
上の部分で”傾き”まで移動します。
傾きの▼のボタンを押すとリストが
表示されます。
今回は45度を選びます。
次に寸法をはかりたい線の横で、
左クリックを1回押します。
赤の点々線が表示されます。
先ほど表示された赤線の横でもう一度
左クリックを1回押します。
2本目の赤線が表示されます。
寸法を表示させたい線の始点を
右クリックします。
クリックすると水色の丸が表示されます。
寸法を表示させたい、
終点を右クリック1回押します。
先ほどの赤い点々線部分に寸法が
表示されます。
ここまでで、傾きのある寸法のはかり方を
終わります。
任意での寸法の出し方
ここからは任意での寸法の出し方を
紹介していきます。
まず上の部分で”寸法値”をクリックします。
寸法値をクリックすると
左側に”任意方向”が表示されるので
クリックします。
寸法を表示させたい部分の始点を
左クリックします。
次にどこまでの寸法を表示させるかの
終点を左クリックします。
寸法が表示されます。
ここまでで任意方向の寸法の表示方法が
終わりになります。
まとめ
今回は、図面に寸法を表示させる方法を
紹介しました。
図面に寸法を表示させることで、
修正の時にすぐに修正できたり
およその革の大きさが分かったりと
とても重要になってきますので是非試してみてください。
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