レザークラフトにおいて、
縫い穴をあけることは
ほとんどの作品であると思います。
特に菱目打ちやヨーロッパ打ちといった
縫い穴あけテクニックは、
作品の出来栄えやデザイン性と強度を
両立させるために使われます。
この記事では、初心者の方でも
わかりやすくレザークラフトでの縫い穴開けテクニックの注意点を紹介します。
縫い穴をあける道具
布の裁縫であればそのまま針で縫えますが
レザーは硬いためそのまま縫うことができません。
そのため縫い穴をあけて縫って
いかなければなりません。
縫い穴をあける道具としては、
菱目打ちとヨーロッパ打ちが
多く使われています。
菱目打ち
ヨーロッパ打ち
菱目打ちとヨーロッパ打ちの違いは
以前ブログで紹介しているので
参考にしてください。
菱目打ちとヨーロッパ打ちの違い
縫い穴をあけることで
革に傷がついたりすることなく
縫うことができます。
縫い穴あけの注意点
ここからは実際に縫い穴をあけるときの
注意点などを紹介していきます。
注意点① 適切な道具の選択
革に縫い穴をあけるには
適切な道具を使う必要があります。
糸で縫うのに紐を縫う穴をあけてしまったり
してはいけません。
革に縫い穴をあけるには
適切な道具を使う必要があります。
糸で縫うのに紐を縫う穴を
あけてしまったりしてはいけません。
そのためしっかりと糸で縫うようの穴を
あけるようにしましょう。
注意点② 穴の間隔と一貫性
縫い穴の間隔を一定にすることで
作品がきれいに仕上げることができます。
縫い穴がここは3mmの幅だが
次の穴は5mmになったりすると
出来栄えがあまりよくないです。
そのため縫い穴をあけるときには
間隔をしっかりと確認しながら
あけるようにしてください。
革に対して菱目打ちとヨーロッパ打ちが
90度になるようにまっすぐ立てて
打ち込むことで均等な縫い穴を
あけることができます。
曲がってしまうと縫い穴の幅が
ずれることがあるので
気を付けるようにしましょう。
注意点③ 縫い穴の深さ
縫い穴の深さも均一であることが
重要になってきます。
縫い穴の深さが深すぎると
革に傷が入ってしまったり
糸が浮いてしまうことがあります。
また、逆に縫い穴が浅すぎると
糸が外れやすくなったり、
切れてしまうことがあります。
練習を何度も行い、適切で一定の深さで
縫い穴をあけれるようにしましょう。
いきなり本番をしたらだめですよ。
注意点④ 革へのサポート
縫い穴ばかり意識しすぎて
革を傷つける場合があるので
革へのサポートも重要になってきます。
革は硬いため縫い穴をあけるには
菱目打ちやヨーロッパ打ちを使って
木槌でたたいてあけます。
抜くときに無理やり引っ張るのではなく
革をしっかりと抑えて菱目打ちや
ヨーロッパ打ちを抜くようにしてください。
縫い穴をあける部分は裁断面に近いため
無理やり引っ張ると切れてしまう場合が
あります。
しっかりと手を添えて菱目打ちや
ヨーロッパ打ちを抜くようにしてください。
注意点⑤ 正確な穴の位置
菱目打ちやヨーロッパ打ちを使うときに必ず
ガイドラインを引くと思います。
ガイドラインを引き道具は
ディバイダーになります。
ディバイダ
ディバイダーでガイドラインを引く前に
コバ(裁断面)が直線になっていることを
確認してください。
コバ(裁断面)がデコボコだと
ガイドラインの線もデコボコに
なってしまいます。
このガイドラインを綺麗に引くことで
綺麗なスティッチができるようになります。
まとめ
レザークラフトにおいて、
縫い穴をあける技術は重要な要素です。
初心者の方でも今回紹介した注意点を
気を付けながら菱目打ちやヨーロッパ打ちを
使うようにしてください。
私自身もまだばらつきがあり、
練習していますので
一緒に頑張っていきましょう。
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