今回の内容
今回は実際にスマートフォンケースの作成を
紹介します。
必要な道具は前回紹介していますので
あわせて読んでください。
今回は、内装の部分も銀面で作成するように作成しています。
今回は、スマートフォンのケースの
作成を紹介するね!
難しそうだね!
できるかな?
詳しく説明していくから
大丈夫だよ!
オリジナルレザースマートフォンケース 作成手順
ここでは、作成手順の大まかな流れを紹介して
次の項目で詳しい説明や注意点を紹介します。
- 革の荒立ち
荒立ちとは大まかに革を
裁断することです。 - 床面の処理
- 本立ち
革を型紙通りに裁断します。 - コバの処理(一部分)
- 内容パーツの張り合わせ・縫う
- 外装パーツとの張り合わせ
- 縫う
- コバの処理
オリジナルレザースマートフォンケース 作成手順 詳細
ここからは、各項目を詳しく説明します。
革の荒立ち
革の荒立ちをします。
荒立ちは型紙通りに裁断せず、
型紙より大きめに裁断をします。
大きめに裁断するのは
2つの要素があります。
- 本立ちする際に裁断をしやすくする
- 革の伸びるのを防止する
1については、大きな革などであれば
裁断をするもの一苦労です。
その為大まかに裁断をしておけば、
本立ちする際に綺麗に裁断することが
できます。
2は次項の”床面の処理”と内容がかぶるので次で詳しく説明します。
床面の処理
床面の処理は、
トコノールを使用して行います。
床面にトコノールを塗り、半乾きの状態で
ガラスいたでこすります。
この時にトコノールを銀面に
つけないようにしてください。
シミになる可能性があります。
また、先ほど荒立ちの際に革が伸びるとあったと思いますがトコノールを塗って
ガラス板でこする際に革が伸びてしまって
型紙通りの大きさにならない時が
あります。
床面を処理してから本立ちするようにしてください。
本立ち
床面をトコノールで磨いた後で
型紙通りに裁断をします。
今回は、外側と内側に両方銀面がくるようにしています。
内装パーツの裁断をします。
ここでは、外装パーツ内装パーツは型紙通りの大きさにしています。
少し余裕を持たせて最後に裁断するとコバがきれいに仕上がります。
コバの処理(一部分)
パーツを張り合わせした後に、
コバ磨きが出来ない場所、
もしくはコバ磨きがしづらい場所は先にコバ磨きをします。
下の画像の赤線部分になります。
このパーツはカードの出し入れをするパーツになっています。
コバ磨きとヘリ落としをしっかりとするようにしてください。
ここでポイント
必要な道具の中にはありませんが、渕に捻を入れてもかっこよくなります。
内容パーツの張り合わせ
赤線のコバ磨きが完了したら
内側に貼る革と先ほどコバ磨きした革を貼り合わせていきます。
まず”T”の形の革にボンドを付けます。
コバギリギリにボンドを付けてしまうと
ボンド層が見えることがあるので
2mm~3mmあけて塗るようにしてください。
ボンドが塗れたら、内装パーツの大きな革に貼り付けます。
規定の位置に張り付けることが出来たらディバイダーで
線を引きます。
ゴムのりを使用する場合は、乾燥してから貼り付けてください。
赤線がディバイダーの線になります。
ディバイダーで線を引くことが出来たら
菱目打ちを使って穴を縫い穴をあけます。
菱目打ちで縫い穴をあけることが出来たら
平縫いで縫っていきます。
黄色の線が平縫いした部分になります。
次に緑のパーツにボンドを塗ります。
ボンドを塗ったら、先ほどのパーツに張り合わせます。
この時に最初のカード入れの部分と部どりの革の部分に間があかないようにしてください。
また、左側のコバにしっかりと合わせるようにしてください。
ディバイダーで線をひき、菱目打ちのガイドラインを引きます。
ディバイダーで線を引く」ことができたら
菱目打ちであなをあけていきます。
菱目打ちで縫い穴をあけることができたら
平縫いで縫っていきます。
平縫いで縫った部分が黄色の線になります。
ここでポイント
下の画像の通り、1班下まで縫うことはやめましょう。
下まで縫ってしまうと、外装を縫うときに蚊朝なってしまいます。
平縫いがかわったら、余計な部分おカットします。
これで内容は完了となります。
外装パーツとの張り合わせ
まず、外装の床面と内装の床面にボンドを塗って張り合わせます。
張り合わせした後に、はみ出ている部分があれば
カットするようにしてください。
赤線の部分のコバを整えます。
最後にコバ磨きをするので
大枠だけにするようにしてください。
縫う
コバを整えることが出来たら、ディバイダーで線を引きます。
ディバイダーの線は2mm~3mmにするといいと思います。
線を引くことが出来たら、菱目打ちを使って
縫い穴をあけていきます。
下の画像では途中までしか開けてませんが
外周一周あけてください。
平縫いで縫っていきます。
一周縫っていきますので慎重に縫っていってください。
黄色の線が平縫いをした線になります。
コバの処理
外周を縫うことが出来たら、
外周のコバを整えていきます。
僕自身のコバの仕上げ方法は、
- コバに水を付ける
この時につけすぎないようにしてください。 - 紙やすりの100番もしくは200番で削る
- ヘリ落としで角をとる
- トコノールを塗って磨く
この時に力を入れすぎないようにしてください。 - 紙やすりの500番台を使用して削る
- トコノールを塗って磨く
- 紙やすり800番台を使用して削る
- トコノールを塗って磨く
- 紙やすり1000番台を使用して削る
- トコノールを塗って磨く
コバ磨きは納得がいくまで繰り返ししてください。
下の画像が完成した画像になります。
まとめ
今回は、オリジナルレザー手帳型スマートフォンケースの
作成方法を紹介しました。
先日僕自身が作成した手順になっています。
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