レザークラフト楽しんでいますか?
レザークラフト作品で課題になる
コバの仕上げがあります。
コバとは革の断面のことです。
コバを仕上げる方法としては
様々な方法があり
コバ仕上げ剤で磨くのか
顔料を塗るのか
それとの染色するのかなど
いろいろな方法があります。
今回紹介するコバの仕上げ方法は
へり返しになります。
あくまでも私自身が感じることに
なっていますので1つの考えとして
参考にしてください。
へり返しとは
へり返しとは、コバ部分を
へり返すことです。
裁断したコバは断面が見えていますが
へり返しをすることで
銀面をコバにすることができます。
銀面がコバになるため
コバ磨きが不要になります。
へり返しのメリットとデメリット
ここからは実際に私自身が感じる
へり返しのメリットとデメリットを
紹介していきます。
メリット① 耐久性の向上
へり返しをすることで
耐久性を向上することができます。
特に財布のカード入れ部分だったり
トートバックの荷物を入れる
部分だったりと摩擦が
起きやすい場所にはへり返しを
することで耐久性の向上が
期待できます。
メリット② 綺麗な仕上がり
冒頭で少し触れましたが
へり返しはコバが裁断した
断面ではなく銀面になるため、
きれいなコバに仕上げることが
できます。
コバ仕上げ剤で磨きあげることで
綺麗なコバができますが
それとは違ったきれいなコバが
作れるようになります。
私自身もトートバックなどを
制作するときはへり返しを
使っています。
デメリット① 時間がかかる
へり返しは、ふつうであれば
コバ磨きをして仕上げるところを
へりを返して縫ったりしていきます。
そのため通常より手間と時間が
かかることが多くあります。
デメリット② 多くレザーを使う
通常であればコバ磨きをして
仕上げていくコバです。
例えば縦10センチで
横5センチのカードケースを
制作するとした場合に
コバ磨きで制作するのであれば
このサイズでいいのですが
へり返しをすることで
通常より少し多くの革を使います。
2センチへり返しをすると
縦が12センチ必要になってきます。
小さな作品であれば気にはなりませんが
大きな作品などになれば
多くのレザー(革)を
使いますので通常より
レザー(革)のサイズが
大きくなります。
へり返しのポイント
ここからは私自身が
へり返しをするときに気を
付けているポイントを
紹介していきます。
ポイント① 位置を決める
前提として型紙通りに
綺麗に裁断したと仮定します。
何センチのところまでへり返しを
するのかの位置を正確に出します。
私自身が実際にしている方法としては
まずへりを返したいところに
ディバイダーで線を描いていきます。
線は床面に引きますので
後からは見えなくなります。
そのディバイダーで引いた線に向かって
裁断面を返していきます。
このディバイダーで線を引く位置決めを
丁寧にするようにしてください。
ここがずれてしまうと作品自体の
バランスが変わってしまいます。
ポイント② 革の厚さ
へり返しはレザー(革)を折り曲げて
へりを返します。
そのためあまり厚いレザー(革)だと
へり返しが上手にできないことが
あります。
できれば漉き機などを使って
漉いてからへり返しをすると
うまくへり返しができるようになります。
レザー(革)を漉く道具として
私自身が使っている道具はこれです。
まとめ
今回は、へり返しを紹介しました。
へり返しはコバ処理の1つの方法で
多くの場面で使われている方法に
なります。
私自身、カード入れの部分や
トートバックなどの物の出し入れを
する部分などにへり返しを使って
作品を仕上げています。
ぜひ試してみてくだい。
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