前回は顔料と染料のそれぞれの特徴を
紹介しました。
今回は、さらに顔料をコバ処理に使うときの
メリットとデメリットを紹介します。
私自身も実際最初に顔料って
どんな感じなのかな?
と思ったことがありますので
参考にして頂いて、
作品作りをしてください。
コバ処理顔料
私自身も顔料を使って
コバを処理するときに使っている商品は
こちらになります。
コバスーパー
コバスーパーの使い方
コバスーパーの一般的な使い方としては、
下の手順になります。
- 張り合わせした革をやすりで整える
- 帆布やスリッカーでコバを整える
- やすり掛けをする
- 帆布やスリッカーでコバを整える
- 顔料を塗る
大まかな流れとしては先ほど説明した
通りになります。
私自身が実際にしている工程としては
基本的には一緒ですが
最後の顔料を塗るときに少し違います。
顔料をそのまま塗るのではなく
少し水をくわえてから塗るようにします。
水を加えることで
顔料の伸びがよくなり
薄く重ね塗りができるようになります。
コバスーパーをそのまま塗ってしまうと
少し塗りにくくなります。
水を加えるといい感じですよ!!
顔料(コバスーパー)のメリットとデメリット
ここからは、顔料のメリットとデメリットを
紹介していきます。
これは私自身が感じたメリットと
デメリットになっています。
顔料(コバスーパー)メリット① 鮮やかな発色
顔料は不透明な色素であり、
コバに鮮やかな発色をもちいることが
できます。
私自身は原色に近いイメージがあります。
そのため、作品のワンポイントなどで
使うととても鮮やかになります。
顔料(コバスーパー)メリット② カバー力
顔料はコバの上にのせるという
イメージになります。
そのため、一貫性のあるコバに
仕上がります。
強い衝撃や、ひっかいたりすると
はがれることはありますが、
少しの衝撃などでは傷はあまり
目立ちにくくなっています。
顔料(コバスーパー)メリット③ 耐久性
顔料は、耐久性に非常にすぐれています。
先ほども少し触れましたが
少しの衝撃では傷などはあまり
目立ちにくくなっています。
また、摩擦や日光などにも強く
色が薄くなったりすることは
あまりありません。
顔料(コバスーパー)デメリット① 革の質感の変化
これは私自身だけが感じるかもしれませんが
顔料を塗って、塗った付近の革の質感が
少し変化しているような感じがします。
イメージ的に少しやわらかくなるような感じがします。
顔料(コバスーパー)デメリット② メンテンナスが必要
革などは定期的にメンテナンスが必要ですが
顔料で仕上げたコバもメンテナンスが
必要になります。
耐久性が高いため頻繁にメンテナンスを
する必要はありませんが
長い時間使っていると、
色が薄くなることがあります。
薄くなる前にしっかりとメンテナンスするようにしましょう。
まとめ
今回は、顔料のメリットとデメリットを
紹介しました。
また、私自身が実際に顔料を塗るときに
している方法も併せて紹介しました。
実際に顔料を塗る工程は次回以降どこかのタイミングで紹介したいと思いますので
まずは顔料のメリットとデメリットを確認するようにしてください。
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