前回までのブログ内で
スリッカーと布と帆布でのコバの
仕上がり方の違いを紹介しました。
実際の画像などもあるので参考にしてください。
レザークラフトを制作していると
「コバをきれいに仕上げたい」
「早く完成させたい」
「きれいに仕上げるためには
どうすればいいのかな?」
「スリッカーでうまくコバが綺麗に
ならない」
など多くの疑問や気持ちなどが
でてくると思います。
僕自身も、スリッカーや布など
多くの道具を使ってコバ磨きをしました。
コバ磨きは、帆布で決まり
結論からいうと僕自身は”帆布”です。
早くコバが整うのもそうですが、
仕上がったときの光沢が全然違います。
下の画像が帆布を使ってコバを
仕上げたコバで、比較のために撮影し
たコバなので完璧ではありませんが、
2回コバ磨きをすると下の画像のような
光沢が出ます。
なぜ帆布がコバ磨きにいいのか?
レザークラフトの動画や
いろいろな記事などを見ると
スリッカーでコバを整えてるとこを
多く見ると思います。
スリッカーでも丁寧に時間を
かけてすれば綺麗になります。
帆布は、スリッカーや布と
何が違うのかというと、目の細かさと
手で磨くため力加減がしやすいことです。
目が細かい
まず、帆布と布を説明しますが
帆布は布にくらべると
繊維(糸)同士の幅が狭いです。
生地同士が蜜になっているので
磨いた時の摩擦が多くなるため
布と比べるときれいに仕上がります。
手で磨くため力加減ができる
スリッカーだと木の棒をもって
コバを磨いていくため力加減が難しいです。
しかし、帆布は布なので指先の力加減を
調整することが出来るため
コバがつぶれることがなく、
綺麗に整えることが出来ます。
特に初心者などは力加減が
よくわからないので手の感覚でしたほうが
綺麗に仕上がります。
コバ磨きの違い
ここからは前回紹介した
コバ磨き道具(スリッカー・布・帆布)で
磨いたコバは下の画像になります。
ライトの当て方は変えていません。
左から
・染色後、トコノールとコバ磨き道具と
コバワックス
・染色後、トコノールとコバ磨き道具
・トコノールとコバ磨き道具
になっています。
・帆布
・スリッカー
・布
画像でもわかる通り帆布で磨いた時は
コバの光沢が全然違います。
前提条件も磨く回数も同じにしています。
少し画像でわかりづらいですが、
トコノールと帆布だけでも
とても光沢のある綺麗なコバが出来ます。
下の画像は、2枚の革を貼り合わせして
染色とコバワックスで仕上げたコバに
なります。
紙やすり、磨き、染色、コバワックスを
繰り返しすることで綺麗に仕上がります。
まとめ
今回はコバ磨きに最適な道具”帆布”を
紹介しました。
僕自身もそんな変わらないだろうと思い
使ってみましたが、仕上がりと光沢は
全然違います。
帆布は、上部にできているため
繰り返し使うことが出来ます。
コメント