レザークラフトで作品を作るときに
必ずする工程として”へり落とし”があります。
今回は、そのへり落としのメリットと
注意点をわかりやすく、
詳しく説明していきます。
私の結論としては
”へり落としは必ずする”
ということになります。
へり落としの道具
まずへり落としをする道具を紹介します。
いろいろな大きさのへり落としがあるので
作品によって使い分けることが大切です。
へり落とし
紙やすりを使ってへり落としをする人も
いますが経験が必要になるため
最初のうちはへり落としを使うほうが
おすすめです。
へり落としのメリット・注意点
ここからは実際にへり落としのメリットと
デメリットを詳しく説明していきます。
内容は私自身が感じていることなので
参考にしてみてください。
へり落としメリット① きれいな仕上がり
裁断したばかりの革の断片(コバ)は
直角になっています。
へり落としをすることできれいな形ができて
作品全体がきれいに仕上がります。
下の図は、左がへり落としをする前で
右がへり落としをした後になります。

へり落としメリット② 手触りがいい
先ほどへり落としをすることで
作品がきれいに仕上がることを
紹介しましたが裁断しただけの
革はコバが直角になっています。
このままでも使うことはできますが
エイジングなどを楽しむためには
長く使わないといけません。
長く使うためには角をまるくして
引っかかりやすい部分をなくすことで
作品を長く使うことができます。
手にもっているときや
カバンにしまうとき
ポケットから出し入れをするときなど
角があると引っかかってしまいます。
へり落としメリット③ 1枚の革に見える
先ほども少し触れましたが
へりを落とすことで重ねた革が
1枚の革のような感じになります。
角があっても1枚に見えることは
ありますが少し不自然に感じます。
へり落としをすることで
自然な1枚の革に見えるようになります。

へり落とし注意点① 革が小さくなる
最初のうちはどのくらいへり落としをして
いいかわからずたくさんしすぎてしまう
ことがあります。
たくさんへり落としをしすぎると
サイズが変わってしまう可能性があるので
サイズを合わせながらへり落としを
するようにしてください。
へり落とし注意点② 繊細な作業
へり落としは見ているだけでは
単なる工程にみえますが、
とても繊細な作業になります。
どの大きさのへり落としを使うのか
どのくらいへり落としするのか
銀面も床面もへり落とししたほうがいいのか
などとても繊細な作業になりますので
慎重に作業してください。
へり落とし注意点③ 革によってはへり落としできない場合もある
革自体にはりなどがあれば
へり落としをすることはできます。
しかしやわらかい革や特殊加工している革
などは、へり落としをすることができない
革もあります。
その時には、紙やすりで軽くやすり掛けを
するようにしましょう。
まとめ
今回は、へり落としのメリットと
へり落としをするときの注意点を
紹介しました。
最初にお伝えした通り、
私的にはへり落としには
デメリットはありません。
私自身の作品もへり落としはすべてします。
耐久性も上がりますし、
仕上がりもきれいになります。
ぜひ参考にしてください。
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