レザークラフトの世界では、
様々な素材や道具が使われています。
その中でコバの仕上げとして
使われるのが蜜蝋(みつろう)です。
蜜蝋は自然素材でできており
レザークラフト作品に様々なメリットが
あります。
使用するにあたっていろいろな注意点などが
ありますのでわかりやすく
説明していきます。
蜜蝋(みつろう)とは
蜜蝋とは、ミツバチが巣を作る素材として
働き蜂の腹部にある分泌腺から分泌する
ものになります。
ミツバチの巣から採取した
ロウと溶かして固めたものを
蜜蝋といいます。
ちなみに私自身が使っている蜜蝋は
蜜蝋のメリット・デメリット
ここからは実際に蜜蝋の
メリットとデメリットを紹介していきます。
このメリットといデメリットは私自身が
感じていることなので
1つの考えとして参考にしてください。
蜜蝋のメリット① 防水性
蜜蝋はすぐれた防水性を持っています。
蜜蝋をコバなどに塗ることで
水分や湿気からの保護が強化することが
できます。
完全防水ではありませんので
気を付けてください。
少しの湿気ではや雨などからは
保護してくれます。
蜜蝋のメリット② 保護
先ほどもふれましたが
蜜蝋を塗ることで保護することが
できるようになります。
防水はもちろんですが
外部からのダメージや摩擦などの保護にも
役立ちます。
外部からのダメージとは
カバンの中に入れているときに
動いてしまってもの同士が
ぶつかってしまったり
財布などをお尻のポケットなどに
入れていて座ったり、立ったりするときの
摩擦などのことを言います。
完全に保護してくれるのではないので
取り扱いは大切にしてください。
蜜蝋のメリット③ 自然な風合い
蜜蝋を銀面やコバに使うことで
自然な光沢と自然な風合いを
表現することができます。
蜜蝋を塗りこむことで
綺麗な光沢が生まれ、
とてもきれいな作品になします。
蜜蝋のデメリット① 変色の可能性
蜜蝋は、最初にも説明した通り
自然のものです。
そのため長く使っていると蜜蝋を
塗りこんだところが
変色したりすることがあります。
すべての革が変色するわけではありません。
使い方やメンテナンスなどで
変わってきます。
明るい色の革であればそれほど
気にはなりませんが落ち着いた色の革などが変色すると少し目立つ場合があります。
蜜蝋のデメリット② 時間がかかる
コバなどを蜜蝋を使って仕上げると
とても時間がかかります。
一般的にはコバ仕上げ剤を使って
仕上げますが、
コバに対してさらに蜜蝋を塗りこんで
コバを仕上げるため一般的なやり方より
時間がかかってしまいます。
蜜蝋のデメリット③ 柔軟性の低下
蜜蝋仕上げをすると
蜜蝋を塗りこんだところが硬くなります。
すべての革が硬くなるわけでありません。
そのため革のしなやかさなどが
なくなることがあります。
まとめ
今回は蜜蝋について紹介しました。
蜜蝋はとても優秀な商品で
使うことで保護機能や防水性などが
向上します。
※定期的にメンテナンスをする必要が
あります。
そのため制作した作品を少しでも
長く使う場合はとてもオススメの商品に
なっています。
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