前回はレザークラフトの概要をしました。
今回はレザー(革)について説明したいと思います。
今回は革について説明するね!
革ってどんなことをいうの?
まず、”革”と”皮”の違いってわかる?
えっ!?違うの?
皮と革の違い
恥ずかしながら私の最初この”皮”と”革(レザー)”が
違うということを知りませんでした。
漢字って難しいですよね!
意味がわかれば難しくないので
説明していきます。
皮とは
皮とは動物の体から剥がした状態の
皮のことです。
何も加工等はしていないので
そのままにしてると腐っていきます。
代表的な皮とは
みんなが好きなあれですよね!
焼き鳥の皮です。
焼き鳥の皮などはレザーで使用するように
加工してしまうと食べることができません。
暑いときの焼き鳥いいですよね!!
ビールとあう!
以外にも和太鼓の叩く部分の皮も
こちらの皮になります。
和太鼓の皮は加工されているのですが、
革の定義の加工とは違うため
和太鼓の皮はこちらの皮になります。
革とは
皮を紹介しましたが、
この皮と加工することにより革になります。
この加工のことを、”鞣し(なめし)”と
言います。
鞣し加工を行った皮は全て革になります。
代表的な物はみんさんが使用している
スマートフォンケース
財布など
バック
などいろいろな所で革が使用されています。
皮と革の違いはわかった?
わかった!
鞣し(なめし)ってどんな加工のことなの?
じゃ〜次は鞣しについて
説明するね!!
鞣し(なめし)とは
鞣し(なめし)とは皮から革に
加工するためのことで
鞣し(なめし)の方法は
現在3つの加工方法が主流になって
来ています。
鞣しの方法によって革の金額が変わることがあるので覚えておくといいです。
それぞれ説明していきます。
- タンニン鞣し(渋鞣し)
- クローム鞣し
- コンビ鞣し(コンビネーション鞣し)
タンニン鞣し(渋鞣し)
昔からある鞣し方法の1つで
大きな特徴としては
人工の薬品を使用しないで
作られる革のことです。
植物から採取した、
植物タンニン剤(渋液)を時間をかけて
しっかりと革に浸透させる方法です。
革の特徴としては、重く、
堅いことが特徴になります。
時間をかけてしっかりと鞣しを
行っているので長年使用することにより
独特の風合いが出てきて、
1人1人にフィットするようになります。
メンテナンス等は必要になります。
革を作るまでに多くの時間がかかるため価格が高くなります。
クローム鞣し
現在もっとも多く販売しているのが
クローム鞣しです。
主成分である硫酸クロムを使用して
鞣し(なめ)ています。
洗濯機の様な大きなドラムに
鞣しの薬品と皮をいれ
回転による遠心力で革に薬品を
浸透させていきます。
革の特徴としては軽くて、
伸縮性があり、耐水性もあります。
タンニン鞣しと比べると生産が容易なので革の価格は安くなります。
コンビ鞣し(コンビネーション鞣し)
最後に紹介するのが、
コンビ鞣し(コンビネーション鞣し)です。
コンビ鞣しは、名前の通り異なる
鞣し方法を組合わせて鞣し方法になります。
基本的には、タンニン鞣しとクローム鞣しを組み合わせることが多いです。
革の特徴としては、それぞれのいいところを持ち合わせています。
タンニン鞣しのエイジングや革の張り、
クローム鞣しの耐水性を兼ね備えています。
クローム鞣しで鞣しを行い、
そのあとにタンニン鞣しを行います。
鞣しの方法によってそれぞれ革の特徴
が変わって来ますのでご自身に合う革を
探してもいいかもしれませんね!
鞣し(なめし)についてわかった?
革の加工にはいろいろ種類があるんだね!
まとめ
今回は、皮と革の違いから革の加工方法を
紹介しました。
僕自身も皮と革の違いは
最初知りませんでした。
レザークラフトを始めてから違いをしり、
いろいろ勉強になっています。
次回は、牛革の種類を紹介していきます。
革の種類関連
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