前回は僕の一番大好きなブライドルレザーを紹介したよ!
ブライドルレザーとてもいい感じだよね!
今回はなんの革の紹介をするの?
今回は、ヌメ革について紹介するね!!
ヌメ革ってたまに聞いたりするけど
実際どんなのかしらないな!!
レザークラフト 革加工の種類 ヌメ革とは
通常の革は、鞣しをした後に染色や特殊な加工を行い革を完成させていきます。
しかし、ヌメ革は違います。
植物由来の成分タンニンを使用して
鞣しをして作られる革になります。
染色や特殊な加工を行わず、
タンニンのみということになります。
染色や特殊な加工などを行わないので
経年変化(エイジング)も楽しめます。
また、植物性のタンニンしか
使用していないのでとても
自然に優しい革になっています。
時間をかけてしっかりと鞣しを
行っているので繊維がとても詰まっており、
丈夫な革になります。
ヌメ革はタンニン鞣しのみなんだ!
そうだったんだ!
全然しらなかった!
ところでタンニンって?
じゃ次はタンニンを紹介するね!
レザークラフト タンニン鞣しとは
タンニン鞣しはレザークラフトをしているとよく聞くキーワードです。
しかし、実際はどのようなものなのかということはあまり知られてません。
タンニンとは、お茶などを飲んだ時に”渋み”を感じることがあると思います。
その渋みが実は、タンニンの成分なのです。
実際はお茶ではありませんが、
国内では、ミモザの木のタンニンを
使用することが多くあります。
皮をタンニンに漬け込むことで、
皮から革になりヌメ革になります。
レザークラフト 革加工の種類 ヌメ革 メリット
ここからはヌメ革のメリットを紹介していきます。
- 丈夫で長持ちする
- 革本来の肌触りが楽しめる
- 個性的な革がある
- 経年変化(エイジング)が楽しめる
レザークラフト 革加工の種類 ヌメ革 メリット 丈夫で長持ちする
先ほども少し書きましたが、
タンニンを使用して皮を漬け込み
しっかりと時間をかけることにより
繊維がとても詰まった革になります。
そのため、丈夫で頑丈な革になります。
そのため、負担がかかるベルトなどに使用されることが多くなります。
レザークラフト 革加工の種類 ヌメ革 メリット 革本来の肌触りが楽しめる
ヌメ革はタンニンに漬け込み皮から
革にしているためその他の工程が
ありません。
そのため、革本来のナチュラルな風合いが
特徴になります。
また、革本来の香りなども楽しめる
革になっています。
レザークラフト 革加工の種類 ヌメ革 メリット 個性的な革がある
ヌメ革は1枚1枚それぞれ革の表面が違います。
そのため1つしかない革になります。
動物の血管やシワ・そして怪我など
同じはありません。
それぞれの特徴などを生かした作品作りができると思います。
レザークラフト 革加工の種類 ヌメ革 メリット 経年変化(エイジング)が楽しめる
ヌメ革は革本来の風合いを楽しめる他に
経年変化(エイジング)を
楽しむことができます。
経年変化(エイジング)が進むと、
革が柔らかくなり、色とツヤが変化します。
ここで書いた柔らかくなるというのは、
型崩れするということではなく
自分自身にあった形になり、
使用しやすくなるということです。
レザークラフト 革加工の種類 ヌメ革 デメリット
ここからはヌメ革のデメリットを紹介します。
- 傷がつきやすい
- 綺麗に経年変化(エイジング)できない
- 水や雨などによってシミができてしまう
レザークラフト 革加工の種類 ヌメ革 デメリット傷がつきやすい
ヌメ革はタンニンに漬け込むことしか
していないので革表面にコーティングなどをしていません。
そのため、傷がつきやすく、消すことや薄くすることができない革になっているので
取り扱う場合はとても慎重にしなければなりません。
レザークラフト 革加工の種類 ヌメ革 デメリット 綺麗に経年変化(エイジング)できない
長期間使用して、ヌメ革の経年変化(エイジング)を楽しむ人もいると思います。
しかし、綺麗に経年変化(エイジング)
できるかは、普段のメンテナンスなどに
よって決まってきます。
クリームの塗りすぎなどで
色が暗くなったりするので
メンテナンスはしっかりとしましょう。
レザークラフト 革加工の種類 ヌメ革 デメリット 水や雨などによってシミができてしまう
デメリットの傷がつきやすいでも
書きましたが、
ヌメ革はタンニンに漬け込みを
した革になります。
そのため、革にコーティング等が
されていないため
水や雨に濡れてしまうと、
シミなどになってしまいます。
また、そのまま濡れたままにしてしまうと
カビなどが発生してしまい
せっかくのヌメ側がダメになります。
レザークラフト 革加工の種類 ヌメ革 メンテナンス方法
ヌメ革のメンテナンス方法を紹介します。
各場面でメンテナンス方法が違います。
ここで紹介するメンテナンス方法は個人的な意見も含まれますので
メンテナンスをする際は自己責任で行ってください。
- 購入直後のメンテナンス
- 日頃のメンテナンス
レザークラフト 革加工の種類 ヌメ革 メンテナンス 購入直後
ヌメ革は表面にコーティングされていない
革になります。
そのため購入直後から使用すると傷がついたり、綺麗に経年変化(エイジング)
することができない可能性があります。
以下の手順で行うと綺麗に経年変化(エイジング)できます。
- 革専用のブラシ(柔らかいもの)で表面のゴミや埃をとります。
- 日光が差し込む風通しのよい日陰干しを行う(1ヶ月ぐらいするといいと思います。)
- 1ヶ月後に乾いた布(柔らかいもの)で表面を綺麗に吹きます。
ここでの注意点としては
- 直射日光には当てないようにする
- 定期的にブラッシングをし、ゴミや埃がつかないようにする
- 湿気などにも気をつける
レザークラフト 革加工の種類 ヌメ革 メンテナンス 日頃のメンテナンス
使用を開始してからは、
基本的にブラッシングのみで大丈夫です。
ゴミや埃がつかないように気をつけていれば大丈夫です。
革の表面等が乾燥してきた場合は、
クリームなどを使用して
乾燥等を防ぐことも必要になってきます。
1ヶ月に1回から2ヶ月に1回ぐらいで
大丈夫です。
クリームを塗る際は多く塗りすぎてしまうと
経年変化(エイジング)が
綺麗にできない可能性があるので
塗りすぎには気をつけましょう。
まとめ
今回は、ヌメ革の紹介をしました。
ヌメ革はタンニンに漬け込む
以外工程がないため
革本来の香りや手触りが楽しめる革に
なっています。
また、経年変化(エイジング)も楽しめる革になっていますので
長期間使用することができます。
革加工の種類
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