レザークラフト楽しんでしますか?
染色していますか?
レザークラフトの魅力の一つに、
レザー(革)そのものに色を付ける
”染色(せんしょく)”があります。
色がついたレザー(革)を購入して、
レザー作品を作ってもいいのですが、
自分自身で染めることで
オリジナルの色合いや風合いを
楽しむことができるのが
染色の魅力です。
染色は一見すると上級者向けの技術と
感じる部分がありますが、
レザークラフトを始めたばかりの方でも
十分に染色することはできます。
今回は、レザー(革)を染色する
メリットとデメリットを紹介します。
あくまでも私個人が感じることになって
おりますので1つの考えとして
参考にしてみてください。
染色とは!?
レザー(革)の染色とは、
ヌメ革などに専用の染料や顔料を使って
色を付ける工程になります。
染料と顔料の特徴としては
- 染料
レザー(革)内部まで色が浸透し、
色を付けていきます。 - 顔料
レザー(革)の表面に色をのせ、
内部まで浸透しません。
発色が良くムラになりにくい
染料はレザー(革)内部まで浸透するので
エイジング(経年変化)を
楽しむことはできますが、
顔料は表面に色を乗せます。
イメージとしてはレザー(革)表面に
コーティングするので
エイジング(経年変化)することは
ありません。
染色のメリットとデメリット
ここからは私自身が考える染色の
メリットとデメリットを紹介します。
今回紹介するメリットと
デメリット以外にも
たくさんのメリットと
デメリットがあります。
メリット① オリジナルカラー
染色の最大の魅力は
自分だけの色を作り出せることです。
1色だけで染色するのではなく、
色同士を混ぜ合わせたり、
グラデーションみたいに複数の色を
レザー(革)につけたりと
いろいろな染色方法があります。
また、アンティーク風などもできるので
個性的な色を作ることができるように
なります。
メリット② 色分け
染色では、複数の色を作ることが
できます。
作品のワンポイント色を変えたいときや、
パーツごとに色を変えたいときなど
色分けができるようになります。
例えば財布であれば財布本体は黒だが、
ポケット部分は赤など
様々な色の組み合わせができるのが
染色の魅力です。
メリット③ 経年変化
染料を使って染めたレザー(革)は、
エイジング(経年変化)も
自然で美しいのが特徴です。
時間の経過とともに色に深みが出て、
唯一無二の風合いに育てることが
できます。
デメリット① 色ムラ
染色はレザー(革)内部にまで
浸透します。
そのため色ムラが出やすくなります。
塗るスピードや力の入れ具合で濃さが
変わってきます。
対策としては、
- 染料を水で薄めて
数回に分けて染色する - 染色するレザー(革)は
水で濡らしておく - 同じ方向に塗るのではなく、
上下左右などいろいろな方向から塗る
デメリット② 安定しにくい
1色の色であれば問題ないと思いますが、
2色以上の色を混ぜて色を作った場合
次回同じ色を作ることは困難になります。
同じ色に近づけることは可能です。
同じ色を作れないということは、
オリジナルの色が作りやすいとも
言えます。
まとめ
今回はレザー(革)を染色する
メリットとデメリットを紹介しました。
メリットとしては、
染色の一番の魅力である
オリジナルカラーが作れる
ということになります。
部分的に色を変えることもできるので
オリジナル作品が作りやすくなります。
デメリットとしては、
色ムラが出ることがあります。
同じ色を作ることが困難であることです。
似たような色を作ることはできますが
全く一緒の色を作ることは
とても難しいです。
次回は、染色をするときの
道具の紹介と染色手順を紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
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