レザークラフト楽しんでいますか?
コバ綺麗にしていますか?
レザークラフト作品を制作していると
必ず出てくる工程が
コバ磨きです。
綺麗に仕上がるコバであれば
コバ磨きでも十分ですが
柔らかいレザー(革)だったり
磨いてもきれいにならないレザー(革)などは
たくさん磨いてもきれいになることはありません。
そこで使える技として
へり返しがあります。
今回は、へり返しのメリットとデメリットを
紹介していきます。
あくまでも私個人が感じることになって
おりますので1つの考えとして
参考にしてみてください。
へり返しとは!?
へり返しとは、レザー(革)の端っこを
内側に折り込み、コバ自体を
レザー(革)の銀面にすることを言います。
コバが痛みにくく
作品をさらに長く使うことができます。
へり返しのメリットとデメリット
ここからは、私自身が考える
へり返しのメリットとデメリットを
紹介してきます。
へり返しメリット① 見た目
へり返しをする最大のメリットは
作品の外側が綺麗に見えることです。
レザー(革)の裁断した部分が
内側に隠れることで、
作品が完成したときにすっきりとした
印象になります。
コバの部分が綺麗に整っていると
作品の見た目が一段と綺麗になります。
へり返しメリット② 耐久性
レザー(革)を内側におりこむことで
摩擦などからの劣化を防ぐことが
できます。
理由としては、内側に折り込むことで
銀面がコバ部分になり
耐久性が向上するからです。
また、バックなどの頻繁に触る部分に
へり返しをすることで
コバ部分がほつれることを
防いでくれます。
へり返しメリット③ 手触り
へり返しをすることで
コバ部分の手触りがよくなります。
コバをスリッカーなどで整えることで
手触りがよくなりますが
それとはまた違う手触りで
とても滑らかなコバを作ることが
できます。
へり返しメリット④ 丈夫
へり返しをすることで
レザー(革)が二重になるので
通常のコバよりも頑丈になります。
また、柔らかいレザー(革)でも
へり返しをしてコバを作ることで
丈夫なコバを作ることができます。
へり返しデメリット① 工程がプラス1
通常の工程であれば
簡単に書くと
裁断して、コバを磨いていきますが
へり返しは、内側に折った部分を
縫っていかないといけません。
そのため、通常の工程に
追加の工程が発生します。
へり返しデメリット② 厚さ
メリット④で紹介した通り
折り曲げることで
レザー(革)が二重になります。
二重になることで丈夫な
作品を作ることができますが
二重になることで
へり返しをした部分が
通常より分厚くなります。
レザー(革)の厚さを工夫したり
漉くことで分厚くなることが
防げます。
へり返しデメリット③ コスト
同じサイズの作品を作るときに
へり返しありとなしでは
使うレザー(革)の大きさが
変わります。
へり返しをしない
作品では通常通り制作を
行えますが、
へり返しをする作品は折り曲げて
内側に折る分のレザー(革)が
必要になり、
通常より多くのレザー(革)を
使います。
まとめ
今回は、へり返しのメリットと
デメリットを紹介しました。
へり返しをすることで
見た目がすっきりとして
外側を綺麗に仕上げることが
できるようになります。
しかし、へり返しをすることで
通常より多くレザー(革)を
使うためコストが高くなります。
ぜひ参考にしてみてください。
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