レザークラフト楽しんでいますか?
レザー漉いていますか?
前回漉き(すき)加工のメリットや
デメリットを紹介しました。
レザー(革)の厚さを調整することで
作品の出来栄えが大きく変わるため
漉き(すき)加工はとても重要な
工程になります。
今回は、漉き(すき)加工をするときに
使うツールと使い方を紹介していきます。
今回紹介するツールは私自身が
使ったことがある
ツールになっているため、
ほかにもレザー(革)を
漉く(すく)方法はあります。
あくまでも私個人が感じることになって
おりますので1つの考えとして
参考にしてみてください。
漉き(すき)加工の必要性とは!?
前回、漉き(すき)加工のメリットと
デメリットを紹介しましたが、
改めて重要なことですので紹介します。
レザークラフトでは、
財布やバックのへり返しなど
レザー(革)を折りたたんで
縫い合わせをすることがあります。
この折りたたんで縫い合わせをするときに
コバ(裁断面)が厚すぎると
作品全体がゴツゴツとした
作品に仕上がります。
ゴツゴツした仕上がりにしたい場合は
漉き(すき)加工をせず作品作りを
進めてもらえばいいのですが、
すっきりとした見た目の作品を
制作するのであれば
漉き(すき)加工は必要になる
場合があります。
漉き(すき)加工に必要な道具と使い方
ここからは実際に私自身が
使ったことのあるツールと
使い方を紹介していきます。
ツール① 革包丁
漉き(すき)加工として
いろいろな動画などが
出ている革包丁になります。
レザー(革)の床面(裏側)を
少しづつ削っていきます。
使い方のポイントとしては、
- 刃の角度
刃を寝かせる角度によって
削れる厚さが変わってきます。
ゆっくりと少しずつ動かすことが
ポイントになります。 - 切れ味
革包丁を研ぐことで、
スムーズに削ることができます。
切れにくい革包丁で
漉き(すき)加工をしてしまうと
途中で引っかかったり、
無理な力が入ってしまって
切りすぎたり、銀面(表面)に
傷をつける可能性があります。
ツール② 革スキ
革スキはレザークラフトを
始めたばかりの方や
革包丁での漉き(すき)加工が苦手な方に
おすすめできるツールです。
革包丁は自分自身で
刃を研がなければなりませんが、
革スキであれば切りずらくなったら
刃を交換すれば切れ味は復活します。
交換用の刃も販売されているので
同時に購入することをオススメします。
使い方のポイントとしては
- 角度に注意
革包丁と同様に漉く(すく)角度に
注意をしてください。
寝かしすぎると銀面(表面)などを
傷つけることがあります。 - 力(ちから)の加減
レザー(革)は硬いので
無理に力(ちから)をこめて
引かないようにして下さい。
けずりすぎたりすることがあります。
硬く削りにくい場合は、
刃を交換することをオススメします。
ツール③ 豆カンナ
大工さんが使うカンナの小さいものと
イメージしてもらうとわかりやすいです。
木をカンナで削るようにして、
レザー(革)の床面を削っていきます。
使い方のポイントとしては
- 刃の出しすぎに注意
豆カンナは刃のだし具合を
調整しなければなりません。
出しすぎても切れず
傷をつけるだけで、
刃を出さないと
床面(裏側)を削ることができません。
必ず刃のだし具合を調整して、
練習をしてから本番を
するようにしてください。 - レザー(革)がずれないように抑える
豆カンナは両手で持って削ることで、
豆カンナが安定します。
そのためレザー(革)が
ずれないような
対策をする必要性があります。
まとめ
今回は、漉き(すき)加工をするための
ツールと使い方のポイントを
紹介しました。
共通することは、
すべて刃を使って削るため
刃の切れ味で漉き(すき)加工の精度が
変わります。
しっかりとメンテナンスをして
漉き(すき)加工をするように
してください。
次回は、漉き(すき)加工の手順を
紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
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