レザークラフト楽しんでいますか?
レザークラフトを始めていくつかの作品を作れるようになってくると、次にこんな疑問や悩みを浮かべることはありませんか? 「作品の内側(トコ面)に裏地を付けたいけれど、接着剤は何を使えばいいのかな?」 「どんな感じで接着するのが一番きれいに仕上がるのだろう?」
いざ裏地に挑戦しようと思っても、接着方法や手順に悩む方が非常に多いのがこの工程です。実は、私自身も初心者の頃はどのように接着すれば正解なのかが全くわからず、いろいろな方法を試しては失敗を繰り返してきました。接着剤が布に染みてシミになったり、使っているうちに剥がれてしまったり……。
そこで今回は、数々の試行錯誤を経て、私自身が実際に作品作りで行っている「レザーに布をシワなく、そして絶対に剥がれないように貼り合わせる裏地の接着方法」を余すことなく紹介します!
この記事で紹介する道具や手順は、あくまで私の経験に基づく1つの考え方・正解ですが、初心者の方にとって間違いなく参考になるはずです。裏地貼りをマスターして、あなたの作品をワンランク上のクオリティへ引き上げましょう!
【手順解説】レザーに布をシワなく貼り合わせる方法
裏地貼りの成功は、実は作業を始める前の「道具選び」で8割決まると言っても大げさではありません。InstagramやX(旧Twitter)でも裏地貼りについて発信したところ、たくさんの反響やいいね!をいただきました。
まずは、私自身が実際に試行錯誤してたどり着いた、「剥がれにくく、作品がゴワつかない」おすすめの道具たちを紹介していきます。特に初心者の方は、この組み合わせを揃えておけば間違いありません。
裏地
まず、裏地に使う予定の物を大まかに
大きさに裁断して準備します。
私のオススメはビッグレザーに
なります。
接着剤
革と裏地を接着するための
接着剤を準備します。
私自身ゴム系のボンドを使ったりますが
今回紹介するボンドは100均や
スーパーなどでも販売されていますので購入しやすくなっています。
「InstagramやXでもたくさんの反響やいいね!をもらいましたが、裏地貼りの成功は『接着剤の使い分け』で8割決まると言っても大げさではありません。
私自身が実際に試行錯誤してたどり着いた、『剥がれにくく、作品がゴワつかない接着剤』をまとめました。特に初心者の方などには、この組み合わせを揃えておけば間違いありません。
→レザークラフトの裏地に使う「布」の種類と選び方|シャンタン・シャンブレー等を比較解説
ヘラ
ボンドを均一に伸ばすために使います。
均一に塗ることできれいな裏地を
作ることができます。
刃物
革と裏地を張り合わせした後に
裁断するときに使います。
最初から型紙通りに裁断するより
張り合わせした後に裁断したほうが
コバ(裁断面)がきれいになります。
ローラー
革と裏地を張り合わせした後に
圧着するために使います。
木槌などでたたいて圧着する方法もありますが
ローラーがあると便利です。
裏地の接着方法
ここからは実際に裏地を接着する
手順を紹介していきます。
ステップ① 裏地の準備
まず最初に裏地を準備します。このとき、型紙よりも一回り(5mm〜1cmほど)大きめに荒裁ち(大まかに裁断)をしておくようにしましょう。
準備ができたら、革のどの位置に裏地を貼り付けるのかを事前に確認し、革の裏面に銀ペンなどでうっすらと目印(印)をつけておいてください。
ステップ② 床面を荒らす
裏地を貼り付ける位置を確認できたら、接着力を高めるための下準備を行います。
革の床面(裏面)の接着エリアを、カッターナイフの刃先や粗目のヤスリなどを使って軽くカリカリと毛羽立たせるように「荒らす」作業をしてください。こうして革の表面に微細な凹凸を作ることで、接着剤が奥まで入り込み、接着面積が広がって劇的にはがれにくくなります。
ステップ③ 接着剤を塗る
床面を荒らすことができたら、接着剤を塗っていきます。 ボンドを適量乗せたら、接着剤の厚みが均等になるようにヘラで素早く伸ばしながら調整をしてください。塊が残らないよう、薄く均一に伸ばすのがコツです。革の床面が終わったら、同じように裏地(布やピッグレザー)の接着面にも均等にボンドを塗布していきます。
具体的な接着剤の使い方や、より詳しい接着剤のコツは
こちらから確認してください。
→裏地接着の基本】レザークラフトで剥がれない裏地の貼り方(サイビノール編)
→【裏地接着の応用】広範囲の裏地を綺麗に貼るための接着剤の塗り方とコツ
ステップ④ 張り合わせ
ゴム系のボンドを塗布した後、ボンドがしっかりと乾いたら実際に貼り合わせをしていきます。 貼り合わせるときのポイントとしては、ステップ①で最初につけた目印(印)に沿って、端から空気を押し出すように慎重に貼り合わせるようにしてください。 無事に貼り合わせることができたら、すぐに圧着ローラーを使い、中心から外側に向かって均一な力でしっかりと転がして圧着します。
ステップ⑤ 裁断
しっかりとローラーで圧着することができたら、型紙をパーツに合わせて、型紙通りに刃物で裁断(本裁断)していきます。
ステップ②〜④まででしっかりと強固にくっついていれば、裁断の強い力によって裏地がズレたり剥がれたりすることはありません。気持ちよくスパッと切り落とせます。
ステップ⑥ 確認
裏地の貼り合わせと裁断が完了したら、全体の仕上がりを確認するようにしてください。
四隅が浮いていないか、シワが寄っていないか、コバ(断面)は綺麗に揃っているかを目視と手触りでチェックします。確認して問題がなければ、これで裏地の貼り合わせ工程はすべて完了になります!

張り合わせの時の注意点
張り合わせをするときの
注意点を紹介します。
できるだけミスなどをしないように
参考にしてください。
注意点としては
- ゴム系のボンドを使っている場合は
しっかりと乾いてから
接着するようにしてください。
乾かないうちに接着をしてしまうと
接着が弱くなる場合があります。 - ボンドの厚さを均一にするように
気を付けてください。
ボンドの厚さが均一でないと
表面がでこぼこになってしまう可能性があります。 - 接着剤を使いますので
換気をするようにしてください。
匂いがきつく感じる場合があります。
Q&A
裏地の接着で初心者がつまずきやすい
ポイントをまとめました。
作業前にチェックしてみてください。
- Q布を貼るとどうしても「シワ」が寄ってしまいます。コツはありますか?
- A
一気に全面を貼ろうとせず、「中心から外側に向かって」空気を押し出すように進めるのがコツです。ローラーを使う際も、内側から外側へ一方通行で転がすと、シワを逃がしながら綺麗に密着させることができます。
- Q接着剤が布の表面に染み出してきてしまいます
- A
ボンドを塗った後、すぐに貼り合わせるのはNGです!「指で触れてもベタつかない程度(半乾き)」まで待ってから貼り合わせましょう。また、ヘラを使って「これでもか」というくらい薄く均一に伸ばすのが、染み出しを防ぐ最大の防御です。
- Q裏地を貼るタイミングは、裁断の前?後?
- A
基本的には、「大まかに切った裏地を貼り合わせた後に、型紙通りに本裁断する」のが一番コバ(断面)が綺麗に仕上がります。最初からピッタリのサイズで貼ろうとすると、数ミリのズレが命取りになるので注意してください。
まとめ
今回は、裏地の接着手順を
紹介しました。
布に塗る時は、ボンドをヘラで**『これでもかというくらい薄く』伸ばすのがシミを作らない最大のコツです
裏地の種類は様々ありますが
作業手順としては同じになって
いますのでぜひ試してみてください。
裏地を貼る際に欠かせない接着剤の選び方は、こちらの『接着剤の選び方ガイド』で詳しく解説しています。
→レザークラフト接着剤の種類と選び方|サイビノールとゴムのりの違いを徹底解説
「裏地を貼る前の『型紙づくり』をデジタル化したい方は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね!
→レザークラフト 基礎知識 型紙編(スマホアプリ)おすすめアプリは⚪️⚪️⚪️です!!
裏地用の革として人気の高いスエードについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
→レザークラフトのスエードとは?特徴や魅力、裏地としての使い方を徹底解説
「布の裏地を選びたい方は、こちらの種類解説を参考にしてください。」
→レザークラフトの裏地に使う「布」の種類と選び方|シャンタン・シャンブレー等を比較解説
ぜひ試してみてください。






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